転職で40代は業界を絞る

40代以上積極採用する企業

一般的に40代以上の年齢では新たに仕事を探したり転職をしたりするのは難しいと思われていますが、それは本当でしょうか。確かに業界によっては若ければ若いほど望ましいということも多く、例えば販売の仕事だったり営業の仕事だったりは経験者の場合を除いて若くフレッシュな人材を求めている場合が多いです。しかし40代や50代の人間に対する需要が世の中で全くないのかといえば決してそのようなことはありません。実際に今は40代や50代の人間の職業人としてのポテンシャルを評価して積極採用している業界や企業も出てきているのです。特に近年の40代や50代は昭和から平成への世の中が大きく変化をしているタイミングを経験してきている人たちであるため一昔前の40代や50代と異なって柔軟性に欠けるということはほとんどありませんし、PCなどの操作に不安があるということもまずありません。

コールセンターの仕事

実際に40代や50代の人間を積極採用している企業の例ですが、まずコールセンターはその代表格と言って良いでしょう。一般的にコールセンターの仕事は発信型と受信型に分かれており、さらに受信型は営業系と案内系に分かれます。発信型のコールセンターでは営業の電話をかけ続けることになりますし、受信型のコールセンターでは問い合わせ内容に関して適切な回答を行い営業型の場合は商材の提案なども行うことになります。そしてコールセンターの仕事の特徴は自分の見た目が相手に伝わらないため、声と話し方さえちゃんとしていれば自分の外見や若いかどうかなどは関係なくなってしまうのです。そのためコールセンターの仕事ではその他の業界に比較して年齢の制限がゆるい場合が多く、特に今の転職市場は売り手優勢で人手不足なため、積極的に40代や50代の人材を採用しているのです。

介護の仕事

また介護の仕事も40代や50代の人間を積極採用している仕事代表格と言っても良いでしょう。今日本は大変な勢いで少子高齢化が進んでおり、介護の問題は介護士の供給が追いつかないためにとても大きな社会問題になってしまっているのです。他の先進国でも少子高齢化は進んでいますが、他の先進国が数十年かけて歩んだ道を日本は十数年で歩んでしまったため、問題への対処が後手後手になってしまい介護士の育成が進んでいません。そしてそうした背景から介護施設は人手不足を防ぐために、採用を行いやすい40代や50代の人間を積極的に募集しているのです。また40代や50代の人間の方が介護を必要とする70代や80代の人間に喜ばれるという強みもあります。